初心者によくありがちな、ボールを投げるときにピンをみてしまう、ということについて、気をつけたほうがよい点などをお伝えします。
ボールはスパットを見ながら投げる
皆さんはボウリングでどこを見て投げていますか?
ピンを倒すのだからピンでしょう?と思われた方。
できれば、ピンは見ないでください。
代わりにレーンの床に書いてある
▲の目印をみながら投げてください。
この目印は、
スパット
と呼ばれます。
これはファールラインから5メーターほど先にある
一つ一つが矢印みたいなものです。
レーンに描いてあり、全部で7個あります。
1つのレーンの端から端まで山型に規則正しく並んでいます。
ボウリングではピンを見て投げるのではなく
このスパットを見ながら
スパットの上をボールが転がるように投げるのが良いとされています。
ピンは約20メートル先にあるので、目標にするにはちょっと遠いです。
スパットならば5メートル先なので、目標にしやすいですね。
ヘッドアップが減った
私も、スパットを見ながら投げ始めて、良いことが一つありました。
どんなスポーツでも、
あまりやらないほうがいいことのひとつに、
ヘッドアップというものがあります。
ゴルフのスイングで頭を残したほうが良いとか、
野球のバッティングでボールを最後まで見たほうが良いとか、
様々あります。
ボウリングですと、
ボールを投げるときにヘッドアップした場合は、
ボールが思いもかけない方向へ行ったり、
フォームのバランスが崩れてしまうことが多いです。
試しに比較して投げてみるとわかりますが、
ピンを見ながら投げると、
スパットを見るよりヘッドアップしがちなのです。
スパットを見始めるようになって、
ヘッドアップがかなり減ったことは実感しました。
スパットの使い方。
では、具体的にどうスパットを使えばよいのでしょうか。
ご自身がその上を転がしたいと思って
決めた特定のスパットの上を
まっすぐにボールが通るように投げるのです。
まず、これを練習することをおすすめします。
立つ位置、スパット、ピンの位置関係を考える
ご自身が決めたスパットを通るようになったら、
ちょっと考えてみてほしいことがあります。
それは、
投げたボールがどういう軌道を通って
ピンに当たるのか、ということです。
投げ始める前に、ボールを持って構えますが、
その立つ位置も決めていただきたいのです。
その位置(スタンスの位置)と
スパット と
ボールがピンに当たる場所
をイメージの線で結んで、
ボールがどういう軌道を通るのか
想像してみてください。
私の場合
たとえば、
私は左利きなんですが、
スタンスするときに
左のかかとの中央を真ん中の隣の板の端に合わせてたちます。
なお、ここにも目安があります。
この目安は、スタンディングドットというものです。
板に目印の点(ドット)がついています。
スパットは左から2個目を通すようにして投げます。
体の中心線から腕までは距離があるので
立つ位置と腕の通す位置がずれます。
これで腕がまっすぐに振れれば、
そしてボールが思い通りに
きちんとした回転で転がってくれれば
たいてい1番ピンにあたるので、
ピンが多く倒れる確率が上がります。
つまり。
ご自身が、
どこに立って、
どこから投げ始めて、
何歩で、どういうステップを踏んで、
どのスパットを使えばストライクがでる確率が高まるか
ということを探って欲しいのです。
その際には
もちろん投球が安定していることが前提になりますから
フォームを固めることも、
並行してしていくことになります。
フォームが固まってくれば
スペアもかなりの確率で取れるようになります。
コンスタントに130くらいのスコアがでるように
なるのではと思います。
位置関係的には、
一番手前にスタンス
真ん中にスパット
一番先にピン
これを線で結べば、
投げたボールの軌道がどのようになっているのか
またはどのように投げたいのかが見えてくると思います。
まとめ
- 投げるときはスパットをみる
- ヘッドアップはしないように
- スパットの使い方
- スタンスとスパット、ピンとの位置関係を考える
最後までお読みいただきありがとうございました。