ハウスボールとマイボールこの違いをご存知ですか?ハウスボールが、センター(ボウリング場)からレンタルされるもので、 マイボールが文字通り、自分の所有するボール、ということになります。今回はハウスボールとマイボールの素材、グリップなどの細かい違いについてみていき、上達を目指す初心者ボウラーにむけてのおすすめをお伝えします。
素材のちがい
ボールは素材が違います。
ボウリング場に備え付けのレンタルのハウスボールは主に硬化プラスチック素材でできています。重心も転がりが安定するように置かれており、投球した際の挙動が安定します。
レーンとの関係でいっても、プラスチックのため摩擦の抵抗が小さいため滑りやすく、もともとあまり曲がらない性質をもっています。
ストレートボールに近いです。
これが初心者向けと言われる所以(ゆえん)と思います。
ただこの点は悪く言っているわけではないのです。
逆に投球フォームが固まっていない初心者が、重心の定まりにくい上級者用のマイボールで投げても、不安定要素が大きくスコアが安定しづらいです。ハマれば高スコアも期待できますが、ドツボにはまると2桁スコアとか普通にでたりします。
上級者用のマイボールは、ボールの重心の位置を不安定な場所に置くことによって、曲がりやすく作られています。
ですので、フォームが安定していないうちはボールの挙動を制御しづらいです。
スコアが安定しなければ自分の実力もわからずボウリングの楽しさを味わう前に挫折しかねない・・それは避けたいところですよね。
グリップの違い
これは厳密にはボールの違いではないのですが、よくある違いとして。
ハウスボールはコンベンショナルグリップとよばれるグリップで穴が開けられています。
コンベンショナルグリップは中指と薬指を第二関節まで穴の中に入れるグリップです。ボールが握りやすく安定します。初心者向けです。
マイボールはフィンガーグリップやセミフィンガーグリップとよばれるグリップで穴が開けられていることが多いです。
これらのグリップはコンベンショナルと比べて中指と薬指が浅く穴の中に入る形ですこし不安定に感じられます。中上級者向けです。
マイボールはボールの所有者がドリルを決めることができるので、(当たり前ですね)マイボールであってもコンベンショナルグリップで穴をあけてももちろん大丈夫です。
おすすめはコンベンショナルグリップのマイボール
ボウリング場に通い始めて自分のボールが欲しい!となったときには、まず、ハウスボールと同じコンベンショナルグリップで、ハウスボールと同様の素材でまず1つマイボールを作ることをおすすめします。
なぜでしょうか。
こうすると、穴を自分用に開けてもらっているため毎回同じボールの状態で投げることができます。
この「同じボールで投げる」ことができる、というのは上達のためにはとても大切なことです。
例えば、こんな方がいたとします。
最近ボウリングにはまっている。マイボールは持っていない。ハウスボールで投げて、良いスコアが出た。この穴の広さ、角度のこのボールが自分に合っている。次回来たときもこのボールで投げたい・・。
ハウスボールには番号が書いてありますから、それを覚えておけば、次回来たときも同じボールを探して自分が使えば良い、理論上はそうです。
でも所詮は借り物です。誰か他の人が使っているかもしれないし、ボールの入れ替えで次回はなくなっているかもしれない。それも分からない。1回や2回は運良く同じボールを使えたとしても3回目はないかもしれない・・
もしそういった状況であるなら、自分に合った指穴、重さの、重心が安定しているボールをマイボールで持ってみることをおすすめします。
新品のボールでなくても良いと思います。ボールは穴を埋めることもできますので、穴を埋めて、新たに自分用に穴を開け直してもらえば、良いのです。
まとめ
- ハウスボールとマイボール
- 素材の違い
- グリップの違い
- おすすめはコンベンショナルグリップのマイボール
最後までお読みいただきありがとうございました。